オープニングフェイズ
GM： さて…オープニングシーンです
どことも知れぬ暗い森の中
ひとり、またひとりと忍者の影が集まってきました
集まった影は四つ
そして樹上から、重々しい何者かの声――忍務を命ずる上忍の声が聞こえます
「……月読と名乗る忍者が、禁じられた呪術が収められた秘伝書を奪った
あの禁術が完成する前に何としても月読を倒し、秘伝書を取り戻せ」
四つの影――四名の忍が頷いて、それぞれ姿を消しました
天道照子： え、委員長ピンチなんですが
月詠彩愛： たすけて
大豪千秋： 委員長を守るのだ！
天道照子： 照子は、戦闘不向きですが、善処します！
皆道照： 大丈夫、よく見ろ、漢字が違う
天道照子： ほんとだ！
月詠彩愛： てへぺろ
GM： さて、そんなこととはなーーんの関係もなく
GM： 今日は9月30日。明日が文化祭初日なので、終日が準備日になっている日です。授業はなし
GM： 私立清陵学園では朝からノコギリやトンカチを振るう音があちこちから響いています
GM： 校庭では看板や外に出店する模擬店の設営で、さながら工事現場のよう
GM： 木工ボンド部が割り箸で謎の巨大オブジェを組み立てているかもしれません
GM： 体育館からは朝練中の吹奏楽部の楽器の音やヘビメタ同好会のチューニングの音が聞こえてきたりとか
GM： 急ぎ足で歩き回る生徒たちも心なしか皆、うきうきとしたような明るい顔をしています
GM： そんな楽しい１日のスタートです
天道照子： 木工ボンド部・・・まさか実在していたとはびっくりなのです・・・
GM： 朝いちばんの時間に6人が顔をそろえているのは、普段から風紀委員会室として使用している空き教室
GM： 文化祭に向けた朝の打ち合わせですね、みんな集まってきています
月詠彩愛： 委員会室には学校には見合わない豪華なティーセットと茶菓子。そして委員長席で堂々と紅茶を啜る月詠がいる
月詠彩愛： 「この紅茶は……おいしくないわね。メイド喫茶の演劇部は部費を減らしましょう」
皆道照： 窓から外の様子を眺めている
水波薫： 「もう！委員長ったら！またそんなこと言って！」
月詠彩愛： 「紅茶の目利きもできない部は減らされて当然よ」とクチをとがらせる
諸星誠： 「・・・・どうでもいいけど早くしてください」
天道照子： 「照子、先輩たちのために紅茶に合うクッキーを焼いてきたのです！よかったら、どうぞなのです！」
水波薫： 「ほら、今日の見回りの当番表を――あら、テルコちゃんありがとう」
月詠彩愛： 「あら、天道ちゃん。ありがとう」
大豪千秋： 「紅茶ってやつは甘くていけねえぜ！（緑茶をすする） 日本人は黙って緑茶だぜ！」
天道照子： 「緑茶に合う和菓子も用意済みなのです！」（えっへん
大豪千秋： 「おー照子！おまえもわかるようになってきたか」
水波薫： 「じゃ、じゃあわたしも…緑茶もらおうかな…和菓子も…」
天道照子： 「皆さんに喜んでもらえて照子も嬉しいのですよ！」
皆道照： 「はいはい、それくらいにしておけよお前ら」照子からクッキーを受け取りながら
皆道照： 「それより明日は文化祭だ。その打ち合わせだろう？」
月詠彩愛： 「打ち合わせ……適当に終わらせて文化祭のブースを回るじゃだめなのかしら」
皆道照： 「何にせよ、委員長の音頭は必要だ。頼んだぜ？月詠」
月詠彩愛： 「全ブースの視察と問題児の取り締まり…？」
天道照子： 「照子、難しいお仕事はよくわからないのです」
大豪千秋： 「まあかんたんだろ？風紀を乱すやつがいたら殴る 簡単だな」
皆道照： 「小学生なのに高校に入り込んでる問題児、とかな」照子をチラ見しつつ
天道照子： 「て、照子は小学生じゃないのです！！」（ぷんすか
皆道照： 「おう、そうだったそうだった。そんじゃ、高校生らしく頑張れよ」
水波薫： 「はい静かに！もう！私スケジュール表書いてきましたからね！ 委員長、これで良いですか？」
月詠彩愛： 「うん、水波ちゃん。良いと思うわ」
大豪千秋： 「流石水波だぜ！」
月詠彩愛： 「優秀な副委員長が居ると助かるわ～」
水波薫： 「もっとちゃんと働いてくださいよぉ」 ぷくっとほほをふくらませます
月詠彩愛： 「あら、私はいつも真面目に働いてるわよ？ 生徒会会計を」
水波薫： 「委員長はまだ生徒会のお仕事があるとはいえ…他の3年生！」 ジト目で男たちを見ています
大豪千秋： 「頭脳担当は委員長たちに任せたほうがうまくいくからな」
大豪千秋： 「任せとけって！文化祭で暴漢に襲われたら守ってやるさ」
皆道照： 「んじゃ、スケジュール表に合わせて皆働くと。そんな感じか？」ひらひらと手を振り返す
月詠彩愛： 「最後の文化祭なのだし、皆ブースを回りたいのよね」
天道照子： 「照子はまだ若輩者ですが、お手伝いできることがあったらなんでも手伝うのです！」
水波薫： 「テルコちゃんははじめてだから、誰か先輩にくっついていくといいです」 にこっ
水波薫： 「私たちの仕事は基本、見回りです。途中でブースを見るのは…ちょっとだけですよ！」
諸星誠： 「・・・いいから早く終わらせてください」 離れた席に座っている諸星が苛ついたように言う
月詠彩愛： 「あら、諸星くん。駄目よ、上級生にそういう言い方」
諸星誠： ぷいと目をそらし、欠伸している
大豪千秋： 「もろぼっちゃん、まあこれも経験さ。めんどくさい先輩のあしらい方を覚えるのもな」
諸星誠： 「ほんと、皆さん無駄に元気ですからね・・・」
大豪千秋： 「おうとも！元気だけが取り柄さ！」
皆道照： 「元気に無駄なんかないさ」
月詠彩愛： 「諸星くんには後で……そうね。ちょっと手伝ってもらうことがあるわ」
諸星誠： 露骨に嫌そうな顔をする
月詠彩愛： 嫌そうな顔を見てにっこり
水波薫： 「はい、じゃあもうすぐ9時ですから、本格的に活動開始です」
水波薫： 「文化祭…私たちにとっては最後の文化祭…みんなで楽しくすごせるよう、がんばりましょう！」
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GM： さーてこんな感じかな。今は朝で、メインフェイズの第1サイクルは9/30の1日ということになります
GM： シーンごとにだんだんと時間が経っていって帰宅時間まで、ってことで
月詠彩愛： ってことは明日からは文化祭で3日間やるってことか
皆道照： 随分と長いな
GM： そうかもしれないし、そうでもないかもしれない
月詠彩愛： あ、GMー、2点質問ー
月詠彩愛： ①月読って人物のハンドアウトってないの？
GM： ハンドアウトは「ない」です。この意味がわかるかなー？
皆道照： ま、そういうことだな＞ない
月詠彩愛： そういうことだよねぇ
大豪千秋： いったいどういうことだってばよ（のうきんあぴーる
※既にハンドアウトを提示済みのキャラクターの誰かが「月読」であることを意味する
あるいは単純にGMがハンドアウトを作るのをめんどくさがっただけかもしれないが…
月詠彩愛： ②NPCもサイクル中は行動する？
大豪千秋： ああそれ重要だね
GM： NPCも行動します。GMは2キャラ動かすのでしんどいです
大豪千秋： 順番はNPCがさいごでいいの？
GM： いや、しょっぱな諸星誠くんが動きます（GM権限）
GM： その後は自由なので皆さんで順番決めておいてください