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 エンディングフェイズ


GM: 月読が倒れ、忍者たちは動きを止めた

GM: 【時檻】は完全に解除されます

GM: 清陵学園なんてものは、この世のどこにも存在していなかった
GM: 月読が作り出した理想の学園でした

GM: 全員が、元の時と世界に戻ってきます
GM: そこは、最後の晩に、月読が禁術を発動したビルの上

瀬多総司: 理想の・・・・・・学園・・・・・??

鳴瀬蒼: 理想だったじゃない

GM: そしてそこで気づくことなのですが
GM: あなたたちが「月読を追え」という任務を受けてから、すでに2年の時が過ぎています

瀬多総司: パルミアジャンプがおきてる>2年経過

瀬多総司: だろうね、導入でもそんな描写あったろうし

鳴瀬蒼: じゃあ2年間9月30日を繰り返していたわけか!

瀬多総司: 思っていた以上にループしてた

鳴瀬蒼: そりゃ諸星君も心壊れそうになるわ……

白瀬武美: これはエンドレスエイト

瀬多総司: つまり2年以上も朝の会議が始まった時点で居眠りしていたのか……


GM: 気づけば、ビルの屋上の半分以上を埋めんばかりだった大蛇の姿はなく
GM: ぴくりとも動かない月読を、そっと抱き起こす契兎の姿がありました

GM: そしてこの瞬間

GM: 鳴瀬蒼さん
GM: あなたの「死亡」が確定します

鳴瀬蒼: はい!
鳴瀬蒼: …はいとしか言いようがないです!

白瀬武美: マモレナカッタ…………

GM: まあ好きな感じで死んでください(RPの華)
GM: かっこよくどうぞ、と無茶ぶっていくスタイル

琴塚括: 動くのは彼女の死亡を見届けてから、のがいいか

白瀬武美: これ私やっぱり秘密失敗か〜〜〜〜〜

白瀬武美: 不思議な力で何とかなりませんか(震え
白瀬武美: 不思議な力で何とかして(真剣

鳴瀬蒼: これは死に際って感じでいいのかな

GM: 任せます。ぶっちゃけこれが鳴瀬さんのエンドロールだから!好きなように!かっこよく!


鳴瀬蒼: 「あー……、そうですよね。そうだったなー、こうだったこうだった」

鳴瀬蒼: 鳴瀬は自分の体を見る。
鳴瀬蒼: 至るところから出血し、片腕はない状態。いくつかの箇所には文字通りの『穴』があいていた

鳴瀬蒼: そう、誰でもわかる。一目でわかる

鳴瀬蒼: ーー助からない

鳴瀬蒼: 「絶対に……死にたくないって心に決めていたんですけど……、どうしてこうなっちゃったんですかねぇ……」
鳴瀬蒼: 立ち上がる元気もなく、身体を床に預けるように倒れこんだ

鳴瀬蒼: 「後悔……するかなぁ……、しちゃうよねぇ……」

鳴瀬蒼: 誰も話しかけないから勝手におっちぬぞ! ええんやな!

GM: タイミング難しくてwwwww

契兎: では、ハッとなって月読を床に投げ捨てて、鳴瀬の骸のもとへ光速で向かいます
契兎: 彼女の血だまりのなかにぺたんと膝をついて震える手で頬に触れます

鳴瀬蒼: 「……あれ? 諸星君……、やっ、ほー。……どうしたんだい?」
鳴瀬蒼: 彼女なりの普段通りを見せようと思っても、元気がない
鳴瀬蒼: 残されていない

契兎: 「おれには・・・あんたに謝る資格もない・・・」堰を切ったように涙が零れる 

鳴瀬蒼: 「ははは、そうだねぇ、武美ちゃんの言う通り、最後に逆転ホームランでも……あるかなぁって期待していたんだけど……、ないみたい」

鳴瀬蒼: 「でも別に……諸星君は、謝ることじゃない……謝らなくていいよ」ケホッと血を吐く

契兎: 血まみれの額にそっと口づけて、泣いています

鳴瀬蒼: 「もう、カッコいい顔が台無しじゃん……。諸星君がそんな泣いちゃうと、私が泣けなくなっちゃうよ……」
鳴瀬蒼: 「あ……、でも私もしぶといね。忍だからか……、まだ生きているってわかるよ。……あんまり感覚、残ってないけど」

瀬多総司: 「……は?」
瀬多総司: 手にしていた日本刀を力なく、落とす

瀬多総司: 「……おい、これは……」
瀬多総司: 「どういうことだ……?」手が震える

琴塚括: 「どうもこうもないよ」

琴塚括: 「夢が醒めたんだ」
琴塚括: 「それだけ  それだけさ」

白瀬武美: 「どうすれば、良かったのかなぁ」
白瀬武美: 「知っていたけど見ないようにしていた。うん、何とかなると思ってたんだ」

白瀬武美: 「神様、残酷だぞ」
白瀬武美: 「案外、私はキミのことが、キミ達のことが大切だったんだよ」

契兎: もう助ける術もない状態とわかっているので、ただその髪を撫でるしかできない

鳴瀬蒼: 「むしろ……諸星君、ありがとね。本当はもっと前に死ぬはずだったのに……。生きながらえることができた……」
鳴瀬蒼: 精一杯、手を動かそうとする。しかし、その手は自分の思い通りの高さまで持ち上がらない

契兎: 「やめろ、せめておれたちを恨んでくれ・・・最後まで・・・ちゃんと・・・」

鳴瀬蒼: 「……解除の手助けをしてくれた諸星君をどうやって恨めっていうのかな……。そんなの、無理だよ……」

瀬多総司: 「……なあ、知っているだろう、俺が馬鹿だってことは」
瀬多総司: 「だから、何が起きているのかを明白に言ってくれ」

琴塚括: 「鳴瀬サンは」静かな声で瀬多に回答する。
琴塚括: 「既に"死んでいる"。もう殺されてたのさ、夢が始まる前に」

瀬多総司: 「ふっざ……」と琴塚の胸を掴もうとするものの、
瀬多総司: もう片方のーーーかつて生徒会長の腕章を付けていた方の腕で押しとめる

瀬多総司: 「この期に及んで現実逃避も程々にしろよ、まったく」
瀬多総司: 「………悪い、ありがとうな」 そう言って自分の頭を鞘で小突く

琴塚括: 「いや。……伝えていたら、キミも違ったろうさ」
琴塚括: だから僕も、同罪だ、とは口にできないのが。自身でも愚かしいとは思うものの

瀬多総司: 「……いや、こんな俺に伝えたところで」
瀬多総司: 「少なくとも”この状況”は変わんなかっただろうさ」


瀬多総司: 「だけど」

瀬多総司: そう言って、琴塚の胸を軽くどつく

瀬多総司: 「 ”これから”は変えられる」


琴塚括: ふん、と瀬多のそれには半ば投げやりに応えて
琴塚括: 契兎と入れ替わりで月読のもとへと歩み寄る

琴塚括: 最早物も言わず、かつて恋した彼女の面影もない
琴塚括: 先ほどまで見上げていた彼女を、今は見下ろしている

琴塚括: 秘伝書を探す

GM: それなら、月読の懐をあされば簡単に出てきますね

琴塚括: 秘伝書を取って仕舞い込む。そうして任務を終えて、その女の躰を抱え上げた


瀬多総司: こちらは日本刀を投げ捨てて、鳴瀬の元に駆け寄る

瀬多総司: 「……鳴瀬」
瀬多総司: そう言って、彼女のそばに膝をついて

鳴瀬蒼: 「あれ……どうしたの瀬多さん。……瀬多さんが行く相手先、……まちがってますよー……?」

瀬多総司: 「1つだけ謝ろう」

瀬多総司: 「あの時俺は ”最後に渡せるもの” と言った」

瀬多総司: 「そいつは悪い、嘘だ嘘」

瀬多総司: 「ーーーー今からする事が俺が最後に渡せるものだ」

鳴瀬蒼: 「なんですか……?」


瀬多総司: すぅっと息を吸い込み、それから空に向かって高らかに叫ぶ


瀬多総司: 俺の最初で最後の【望み】だ!


瀬多総司: 『時檻』を解除した! だから、その対価に!


瀬多総司: 「 【鳴瀬蒼の死亡を回避させろ!】 」



  『  確とーー  』



GM: はいはーい、少々野暮ではありますが、システム上の確認です

GM: プライズ獲得者にして、時檻の解除者、瀬多総司さん

瀬多総司: はい

GM: 貴方の望みは「それ」ですね?

瀬多総司: yes

GM: はい、承知いたしました

琴塚括: プライズを獲得した上で時檻の解除を……かな?

GM: あなたがたがまばたきをしたと思うと
GM: ふたたび 世界が 色を 変えた


     ・
     ・
     ・
     ・


GM: 気づけばそこに転がっていたのは穴だらけの鳴瀬蒼ではなく
GM: 本人も驚いた顔をしているであろう、よく知る表情豊かな顔の生者だ

GM: じゃあはい、鳴瀬にパス

鳴瀬蒼: 私にボールが来たってこと!?

瀬多総司: 頑張って

琴塚括: 了解

白瀬武美: そりゃまぁ反応見ないと動けない?

GM: エンドロールだと言ったな、あれは嘘だ!

鳴瀬蒼: 「……あれ?」 身体をぺたぺたと触る

契兎: 「・・・・!?!?!?!?」 事態に気付くと、ぴょーんと跳ねるように飛び退る

琴塚括: 「……おいおい」 驚愕、呆れ、そのほか幾ばくかの感情をにじませた声で

白瀬武美: 「…………なんだ、浪漫はここにあったんだ」

鳴瀬蒼: 「……あれれ? え、私ひょっとして異世界転生しちゃった……?」

鳴瀬蒼: 「……いや(ガサゴソ)。胸のサイズも変わっていない。服装も変わっていない。あ、でも最近の流行りは服装そのままで異世界へ飛ぶことだから……」

鳴瀬蒼: そこまで呟くとようやく周りを見る余裕が生まれる

鳴瀬蒼: 「……、みんないる。……みんないるね? え、じゃあ、えぇ……?」

契兎: 「嘘だろ・・・」 赤面しながら頭を抱えます

白瀬武美: 「あはは」

瀬多総司: 「……全く」

瀬多総司: 「何もなければ【俺の事を忘れてもらおう】と思ったんだけどな……」
瀬多総司: そう言って、踵を返して琴塚に戻って落としていた日本刀を取りに行く

琴塚括: 「ここで使い道に悩まなかったことは褒めてやるけどね……」

瀬多総司: 「隠忍の血は流れているけど、そこまで鬼じゃねーよ……」

琴塚括: 「どうだか、ボクからいわせりゃキミは結構な ”人でなし” だぜ……」

白瀬武美: 「人でなしには違いないね、この会長さんは♪」

琴塚括: 「だろう?」

瀬多総司: 落としていた日本刀を手にすると、琴塚の抱える月読を見る

琴塚括: 視線の先、抱えた彼女を見やり、それから瀬多の返事を待つ。

瀬多総司: 「……俺は思うんだけど」
瀬多総司: 「俺にだけ解除をするための合言葉を伝え、『時檻』の解除の際に【望み】を一つ叶えられる」

瀬多総司: 「………これはもしかしてだが、月読自身も何処かでこれを望んでいたのかもしれないんじゃねーかな」
瀬多総司: そんな妖魔、殆ど見たことないけども、と呟く

契兎: 「・・・そう、思うならば」 契兎が少しだけ冷静さを取り戻した声で、振り向いて男たちに話しかけます

契兎: 「命までは取らないでやってもらえませんか・・・それでも・・・おれの主なんです・・・」
契兎: 「あんたらは月読を倒した・・・秘伝書も取り返した・・・それで、十分としてもらえませんか」

瀬多総司: 「……もう2年経ってるんだろ?」 日本刀を肩に掛け、首だけ契兎の方に向ける
瀬多総司: 「多分お偉いさん方も、俺ら含めて同士討ちにでもあってると思ってるんだろうな」

琴塚括: 「……諸星クン、いや。契兎クン」 少しばかりうんざりしたような表情と声色。わざとらしく

琴塚括: 「心外だなあ、ボクら似たような状況で共感できると思ったんだけど……」
琴塚括: 「一度は好きになった子だぜ?」
琴塚括: 「そう簡単に全部諦められるかってことさ」

契兎: 「・・・・・・」 ちょっと目を伏せてため息

瀬多総司: 気まずそうな表情で右手を見る
瀬多総司: 刀をよく握りしめていた痕が見える

月読: (い、意識が戻るタイミングを失っているのだわ)

鳴瀬蒼: 「ってあれー、話進んじゃってるー? おーい、まってー、私さっきまで死にかけで頭がまだうまく回り切れてないんだよー?」ギャラリーとしてピョンピョンと声をかける

鳴瀬蒼: うおっ、身体が言うこと聞いてくれてる!? ちゃんとジャンプできてるよ!? と自分の体の状態にびっくりする

白瀬武美: 「諸星くんたちもこっち側に来ない?」

白瀬武美: 「平穏な日常が欲しかった、んでしょ?」
白瀬武美: 「平穏な日常はなくとも、仲間が居ればそれは素敵なことになるんじゃない?」

契兎: 「月読の願いはそれだったんだろうなーー」 白瀬にちょっと寂しげに笑いかける

契兎: 「そうだな・・・仲間が、ほしかったんだろう。おれでは、足りなかった・・・」

琴塚括: そういうことでボクは月読は殺さない。そういう選択にするよ
琴塚括: 月読を『倒し』はしただろう、ってことでね

GM: 使命的にはYesです、だいじょうぶ

瀬多総司: 「……それにだ」
瀬多総司: 「恐らくだけど、俺たちもう除名されてるぜ?」

白瀬武美: 「武美ちゃんハグレモノだしー何とかなるなる」

契兎: 「それは良くない。帰るべきだ。帰る場所があるなら」 これは真顔で言います。彼の使命的に

瀬多総司: 「……まぁ、秘伝書持って帰れる琴塚なら問題なく元鞘に収まるだろうけど」

契兎: 「・・・月読を、つれていく、のか?」 琴塚の顔を見る

琴塚括: 「できれば攫いたいくらいではあるけどなぁ」さらりとそんなことを言いながら

契兎: 「なら・・・」 それを聞いてにやっと笑う。彼もまた諸星誠のときとは違う笑顔で
契兎: 「どうぞ、持っていけ」

瀬多総司: 「……おっまえ……」

琴塚括: くく、と笑う

契兎: 「あんたらに月読は『殺せない』 おれにはわかる」

瀬多総司: 「あんた”ら”か」
瀬多総司: 「随分買い被られてんな、おい」

契兎: 「どれだけ長いこと、あんたらのバカ騒ぎに付き合わされたと思ってる?」

契兎: 「だけど・・・・・・改めて言おう」 ぐるっと面々を見渡して

契兎: 「・・・感謝する。あの世界から救い出してくれて」

瀬多総司: 「どーも、どーも。俺はただ好き勝手やっただけだ」

白瀬武美: 「でもさ、結局のところキミも楽しかったっしょ?」

契兎: 「・・・否定はしないが」

白瀬武美: 「なら、きっとそれが全てなんだ」
白瀬武美: 「神様はさ。ハッピーエンドを望んでくれたんだよ」

鳴瀬蒼: 「なんだか話がよく見えてきてないんだけど。戦わなくてすむならそれでいいんじゃないかなぁ?」

鳴瀬蒼: 「それにほら、なんだかんだあの学園生活でみんな仲よかったと思うし、きっとみんな波長があうんじゃない?」
鳴瀬蒼: 「私は楽しかったですけどねー。こっちの社会でもブロガーとかやってみます?」

瀬多総司: 「……『楽園』か」

瀬多総司: 「それは結局、己が心の中に各々あるものであって」
瀬多総司: 「押し付けるものではないんだろうよ」

月読: 「……うう」 琴塚にぶら下げられたままうめき声を漏らします

琴塚括: おっと。無論それにも気づく

契兎: 「じゃあ、おれはもう行く」 月読の覚醒の気配に気づくと契兎は早口になった
契兎: 「あとは頼んだ」 一歩、二歩とあとずさる

鳴瀬蒼: 「あ」

鳴瀬蒼: 「諸星君、最後に」
鳴瀬蒼: 一歩、二歩と前に進む

契兎: 下がりかけるけど、立ち止まる

鳴瀬蒼: ちょんちょんとしゃがむようにジェスチャーをする

契兎: 言われた通りにかがむ

鳴瀬蒼: 「ありがと。やっぱり私に諸星君を恨むことはできないや」

鳴瀬蒼: そういって頬にキスをします

契兎: ごふっ と声にならない声をもらしてこめかみまで赤面する

琴塚括: ひゅう、茶化すように一つ口笛を吹く。

白瀬武美: 「青春だねぇ……お熱いねぇ……。」

契兎: 「・・・まあその、なんだ」 小声で

契兎: 「ま・・・また・・・また会おう」 それだけ言うと身を翻す

鳴瀬蒼: 「うん、また会おうね」笑顔で返す



瀬多総司: 呻き声に気付いたと同時に、日本刀を腰にぶら下げる
瀬多総司: ビルの高さを把握する、何十mもある高さか

瀬多総司: ーーーーーこれなら問題なく行ける

瀬多総司: 口に上り来る吐き気を抑えながら、足の部分を隠忍の力で強化する

瀬多総司: そのまま黙って屋上の塀の方に向かう

瀬多総司: 「ーーーーーえー、はい、という訳で!」

瀬多総司: くるっと屋上の端の近くで振り返り、大声で言う
瀬多総司: かつての生徒会室で行った時と同じような口ぶりで

瀬多総司: 「これにて、清陵学園生徒会は無事に終了!いやー、お疲れさまっした!」

瀬多総司: 「それでは、各々、各自
瀬多総司:  無事なように生きていくように!」


契兎: 「最後までかっこつけてんじゃねぇよ!」そう言うと、瀬多総司の横を駆け抜けてビルからぴょんっと飛び降りる

契兎: 「お先に帰るぜ」


瀬多総司: 「あぁ、くっそ!先に抜け駆けしやがって!」

契兎: 「そのネタはもう聞き飽きてんだよ!」 風に乗って捨て台詞が聞こえる

瀬多総司: 「だからこそ、最後くらいは綺麗に〆たかったんだけどなー」ちぇーと寂し気に言う

琴塚括: 「気にするなよ、彼、元からああじゃないか」
琴塚括: 夢の中、真っ先に生徒会室を出ていった背中の、薄れかけた光景を思い返す

契兎: お忘れかもしれませんが、恋敵ですからね(いーっだ


瀬多総司: 「ははーーじゃあ、ここにて本当のお別れだ」

琴塚括: 「そうだな……まあ、キミには二度と会いたくはないな」

瀬多総司: 「まぁ、そういうだろうなぁ、琴塚。お前は」

琴塚括: 「振り向かれちゃ困る。ただでさえ出遅れてるんだ、ボクは」

鳴瀬蒼: 「あれ、最後? でもなんかまた会いそうな気もするけどなぁ」

鳴瀬蒼: 「あ、そうだ」
鳴瀬蒼: 「瀬多さんにも最後のを」

瀬多総司: 「……はい?」

鳴瀬蒼: 瀬多さんの目の前まで歩き
鳴瀬蒼: 「瀬多さんが願ってくれたんでしょう? だからお礼に」

鳴瀬蒼: 「ありがとうございます♪」と言いつつ頬を叩きます

瀬多総司: 「…いや、ほら、もしかしたらそこの琴塚だったかもしれn……ってぇー!」

鳴瀬蒼: 「でも」と続ける
鳴瀬蒼: 「それはそれ、これはこれ、です♪」

鳴瀬蒼: 「あ〜、すっきりした。2年間ずーっともやもやしながら生きてきたんですから」う〜んと背を伸ばして

琴塚括: 「…………これだから罪作りなんだぜ?自覚はあるかい、キミ」

瀬多総司: 「いや、自覚とか言われてもなぁ……」と言って叩かれた場所を擦る

白瀬武美: 「こーれだからこの朴念仁はー(けらけらけら」

瀬多総司: 「改めて言うけど、琴塚。俺はお前を信じているから月読を預ける」

琴塚括: 「ぬかせ、なんだ預けるって」

瀬多総司: 「文字通りの意味だよ、ほれ、もってけもってけーーーー俺は以前のように独り身になるだけだから」

琴塚括: 「そうか。なら」

琴塚括: 「任せられないと思ったら、奪いに来いよ。ボクがそうしたようにな!」

琴塚括: そう吐き捨てて瀬多の横をすり抜けて跳ぶ。月読を抱えたまま、ビルの谷間にその影は消える

月読: 「・・・う? はぇ・・・?」月読の意識が戻ったとき、そこは街の空の中で
月読: 「え、何? これ何? どうなってるのーーーーー!?」 悲鳴がビルの谷間に響いた

瀬多総司: 「おう」
瀬多総司: 「だから、お前を信じて預けたんだ」

瀬多総司: (俺だと何時隠忍の血が暴走するかわかんねーしな)

瀬多総司: そして、改めて下半身を異形化させる
瀬多総司: 2年越しだから制御が上手く行くかは不安だったが、問題ない

瀬多総司: 「そんじゃ、俺は定時退社をするので」
瀬多総司: 「それではこの辺で!」と言ってびしっと敬礼をして

瀬多総司: ビルの下に降り立つ


月読: どうしようもなかった
月読: 私のために争わないでとか言える空気感でなかった

琴塚括: 争ってないんだよな
琴塚括: ボクが一方的に好いて、一方的に攫って行った奴


鳴瀬蒼: 「あれま、男子陣は早い解散だことで」

白瀬武美: 「えー、皆現地解散? 報告するまでが任務ってお母さんに習わなかったの??」

琴塚括: 秘伝書の回収自体は全員の忍務だろうから
琴塚括: その辺は一人でどうこうするつもりはないよ。ちゃんと共有はする

鳴瀬蒼: 「あれが男の友情ですかぁ? いいものですねぇ」

白瀬武美: 「女の友情も良いものなのぜーぃ?」

鳴瀬蒼: 「そりゃ、もちのろんでしょ!」

白瀬武美: 「んじゃ一緒に叱られにいっちゃう?あ、でも一応任務は達成したからトントンなのかな」

鳴瀬蒼: 「せっかく生き返ったのに、最初は叱られに行くのはなぁ……」

鳴瀬蒼: 「……ま、仕方ないね!」 大きなリュックサックの中身を確認するかのように揺らし、行く準備をする

白瀬武美: 「そうそう、終わりよければ全て良し!」

白瀬武美: 「いぇーいいぇーい」鳴瀬にはいたっち

鳴瀬蒼: 「おぉ、武美ちゃんいぇーい!」ハイタッチ

GM: そんなわけで、短くて長くてそして長い、誰かが願った小さな「楽園」の日々は終わりを告げた
GM: この後の彼らは、きっとまた違う形で、世界をさわがせていくことだろうーーー


GM: シノビガミシナリオ『楽園』 これにて一旦のおしまいーーー


GM: お疲れ様でした!

瀬多総司: お疲れ様

琴塚括: お疲れさまでした!!

鳴瀬蒼: お疲れ様でしたー!!

白瀬武美: お疲れさまでーす

GM: そして、ありがとうございました!



 終了後雑談


琴塚括: あー、今回は一応全員目的達成、でいいのかなこれは

GM: そうですね、おめでとうございます

GM: 予想外なこといっぱいでGMとしては良いものを観られたんですが
GM: まあ多々手際の悪さも含め、もやもやさせたことかと思います

GM: ありがとうございます(ふかぶか

琴塚括: どのあたりが予想外だった?

GM: まずは矢印(告白)のかたより……

★告白の相手一覧

  PC1 瀬多 総司 ⇒ 水波 薫
  PC2 白瀬 武美 ⇒ ????
  PC3 琴塚 括  ⇒ 水波 薫
  PC4 鳴瀬 蒼  ⇒ 瀬多 総司
 NPC1 水波 薫 ⇒ 瀬多 総司(シナリオ固定)
 NPC2 諸星 誠 ⇒ 鳴瀬 蒼(ランダムダイス)


琴塚括: 生徒会長がモテてたことだね。場合によっては矢印がさらに増えるぞ

鳴瀬蒼: さぁ武美ちゃん!矢印先を教えるんだ

白瀬武美: 3股だからね、こいつ
白瀬武美: つまり〜〜〜〜〜〜????

鳴瀬蒼: つまり〜〜〜〜〜〜〜〜???

白瀬武美: そういうことだぞ

★告白の相手一覧(更新)

  PC1 瀬多 総司 ⇒ 水波 薫
  PC2 白瀬 武美 ⇒ 瀬多 総司
  PC3 琴塚 括  ⇒ 水波 薫
  PC4 鳴瀬 蒼  ⇒ 瀬多 総司
 NPC1 水波 薫 ⇒ 瀬多 総司(シナリオ固定)
 NPC2 諸星 誠 ⇒ 鳴瀬 蒼(ランダムダイス)


鳴瀬蒼: 罪な人デスネ

瀬多総司: やめなさい
瀬多総司: そう言うの向いていないんですよ!!!!!中身ヘタレだから!!!!!

琴塚括: どうする武美ちゃん?刺す?ねえ刺す?

白瀬武美: ぶすぶすぶす

GM: 男は男で2人ともNPCに行くし

琴塚括: けどPC1が水波へ向かうの、予定調和みたいなところあるから

GM: さらに言うと水波の愛情は、PC1に固定だから……

琴塚括: 実質ボクが盛大に自殺したのみと言えよう

鳴瀬蒼: 私死んでるのか……。え、ほかのみんなどういう秘密なんだろ……、気になる……? という状態から
鳴瀬蒼: 覗いたPC1の秘密がNPCとのイチャイチャで、かつ一方的な振られ宣告をまさかシーン1の最初にぶつけられるとは思ってませんでした


プライズの秘密と願いごと


琴塚括: あ、それと構わないなら、プライズの情報を見せて欲しい

 プライズ『文化祭の思い出』の秘密
  現在、君たちは忍法『時檻』によって閉じた時間の中に封じ込められ
  『楽しい学校生活を送る学生たち』という偽の記憶を刷り込まれている
  時間を先に進めるためには、『時檻』を解除しなければならない
  『時檻』は、4サイクル目が終了するまでに、術者の設定した『合い言葉』を
  術者に向かって伝えることで解除される(クライマックスフェイズになる)
  『時檻』を解除した者は、一つだけ自分の望みを叶えることができる

琴塚括: あ、プライズ情報はこれだけなのか

白瀬武美: そっか。他PCがプライズ手に入れた場合はPC1の秘密がいるんだ

GM: 一見、一手損したなーとしか思えないPC1の秘密に隠されてるわけだね…

琴塚括: 合言葉……これボクちゃんと気づけたかな 基本ぼーっとしてるPLだからな

鳴瀬蒼: やっぱり私の公開処刑作戦は一応いい方向にいったのね

GM: はじめて本当にクライマックスはいらず閉じる卓になるかと思ってました
GM: 正直あぶなかった

鳴瀬蒼: 褒めて褒めて(ピョンピョン

GM: PC4さんあいしてる

鳴瀬蒼: ズキューン

白瀬武美: きっと何か不思議パワーがあるって信じました>願い

白瀬武美: 私クライマックス導入まで2人はっ倒すのが秘密だと思ってたからさ〜〜〜〜
白瀬武美: 全員を守ることって言われてPC4死んでるって言われてふぁーwwwwってなるよね、なった

GM: 他PLのPC希望を聞いたら、結果として初心者のPC2さんに酷な秘密を渡してしまった

鳴瀬蒼: 不思議パワーないのか……そうかこれはやっぱり覆られないのか……と
鳴瀬蒼: 頑張ってロールしてました

瀬多総司: 鳴瀬のことがなかったら願いは『自分以外の全員から自分の記憶を消し去る』ってしたと思うよ

琴塚括: 僕はもうそれを聞いた時に、必ずやこの邪知暴虐のPC1をビルから突き落とさねばならぬと決意した

瀬多総司: いや、だって、魔王流だから……出来るだけ覚えてもらいたくないだろうと……

GM: 魔王流だからじゃないだろ、PC1くんだからだろ!

瀬多総司: :魔王流だからです(憤怒

琴塚括: 生まれのせいにするの よくない

白瀬武美: 人は誰かになれるんだよ


使命とエンディング


GM: 使命的にいうと、実は時檻解除絶対必須マンなのはPC1だけなんです

瀬多総司: 何時まで経っても文化祭が始まらないから、無事に終わらせるには枠組みごと破壊するしかない

GM: PC3のほうは実は抜け道が結構あるんですよね
GM: 月読はったおして使命達成したあとでPC2と一緒に時檻つくりなおした方の話とか聞いたことがある

琴塚括: わ、それ面白そうだな
琴塚括: 秘伝書ぶんどって作り直して、か

鳴瀬蒼: バッドエンド…

琴塚括: バッドじゃないよ
琴塚括: ハッピーだよ(PC3は)

鳴瀬蒼: 世間的にはそれをバッドというと思います!


水波さんと諸星くんのそれまで(想像)


白瀬武美: 結局諸星君が刺すのはトリガーだったの?勝手に戻るから腹いせで刺してたの?

GM: シナリオには刺すという事実しか書かれていないないから、すべてGMの想像による演出なんですけど
   セッション開始時点では腹いせでしかない感じ

GM: 彼は閉じ込められた時から記憶を保っていたので、おそらくループ抜けだすためにいろいろやってみたんだと思うんです
   それこそ皆殺ししてみたり自殺してみたり学校から脱出しようとしてみたり燃やしたり…たりたりたり

琴塚括: 何やっても変わらないからもう諦めたんだろう

GM: 何も変わらないと気づいた後は惰性で毎日刺してたのかなーと。でも忠誠を誓ったはずの主を毎日殺し続けるのって
   どう考えてもSAN値はヤバいだろうなーと考えて、彼のキャラはあんな感じに
   だから諸星はPCたちが最後に見せた小さな希望に全力で縋りついてくる、と

鳴瀬蒼: 私が諸星君に殺される一日もあったのかもしれない……(深い

GM: 水波については、PC1さんも言ってたんですけどこれ
GM: なんのために合言葉設定して、なんのためにPC1に秘めた形で託していたのかとか
GM: シナリオにもそこのところは書いてないんですよね、もちろん

瀬多総司: だろうとは思うけど、まぁそれは承知で
瀬多総司: でも、あれは叫ぶしかない

GM: あの閉じた世界の、予定調和の楽園の中で
GM: その台詞を言ってもらえるほど誰かに好きになってもらえる時がきたら
GM: それでもう、終わってもいい、捕まってもいいって思ってたのかなって

GM: 前回の卓までは好意的に解釈してたんですけど

瀬多総司: 前回までは
瀬多総司: え、今回で変わった?

GM: こう…誰からもモテモテの生徒会長が一途に思い続けている幼馴染の副会長ポジションに収まってた今回の月読さんを見てるとどうにも…

琴塚括: そういう印象になりにくいってことだね

鳴瀬蒼: PC1は悪い人ね……(CVアビゲイル

瀬多総司: なんで俺になるんですか!!!!!
瀬多総司: お、俺は悪くない!!!

琴塚括: 「いやコレは生徒会長が悪い」

琴塚括: 嘘でもいいから、そんな日常生活を送ってみたかった……みたいな
琴塚括: そういう予定調和の学園で、漫画みたいな恋をして…っていう場面で、ボクが絶対に叶わない横恋慕してるの

琴塚括: すんげえ滑稽で道化じみてるなーと思ったし
琴塚括: 正直興奮した

瀬多総司: お前

GM: へんたいだー

琴塚括: いやだってこの
琴塚括: 負け犬のポジションおいしすぎ

瀬多総司: お、おう……


きっといつか、またいつか


琴塚括: 自分で言う事でもないけど
琴塚括: 月読もまあ、めんどくさいのに好かれたなと

瀬多総司: 一応、これでも月読への愛情はまだもってるんだぜ

琴塚括: うっせばーかばーか!!

琴塚括: ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオ

琴塚括: 涼しい顔で!!!!!!!

琴塚括: 惚れた女を!!!!!!!!!!!!!

琴塚括: 手放すな!!!!!!!!!!!!!!!!!

琴塚括: そういうとこだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

瀬多総司: るっせぇ!!!!!

鳴瀬蒼: これは刺されますわ

瀬多総司: 脳筋だけど脳筋なりに相手のこと考えてるんだよ!!!!

鳴瀬蒼: これは刺されますわ(二度目

瀬多総司: 中身も外側も恥ずかしい(はずかしい) だってヘタレだから……

琴塚括: ヘタレっていえば許されると思うなよ(憤怒)(呪怨)

瀬多総司: お前は俺を憎んでいるかもしれないが、お前は俺を信じている

琴塚括: 憎んでねーよ嫌いなんだよ妬ましいんだよ、みたいな……

白瀬武美: 武美ちゃん的にはアレだからね。真っ先に感情結んだ会長連れ回して行動してるけど、会長的には何も思われてないからね

白瀬武美: ふられてるね、哀しいね。最終的にはこちらが感情忘れたよね。悲恋やね

瀬多総司: 友情は持っていたから……>白瀬

琴塚括: 結託してこの男を崖から突き落としても
琴塚括: 共謀すれば事故にできるってボク信じてるよ

鳴瀬蒼: 最後は美味しいポジションをとったと思いますが、瀬多さんを刺すことは許されると思うので今度PVセッションをやる際は是非読んでください

瀬多総司: まぁ、でも
瀬多総司: 何処かの戦場で再会できた時は背中を容赦なく預けるんじゃないかな
瀬多総司: その後刺されるかもしれないという覚悟も込みで


シノビガミシナリオ『楽園』第3卓 完



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