Endingエンディング
暗い美術館で
上月アカネ: 置いて行った人は死んじゃう?
夜野イヨマンテ: 残る=死ではないと思っていますが
赤い眼のGM: それは残った人が決めること、って感じかな
上月アカネ: あ、そうなんですか・・・じゃあ、また次の誰かがくれば・・・
安奈: そうそう、安奈も次の獲物を狙って生き続けるつもり満々だしね
赤い眼のGM: 両方置いていくもあり、あなたも残るという選択肢すらある(迷わせる
夜野イヨマンテ: そうなんです。ですからボクは
夜野イヨマンテ: ボクは置いていかれても構わない (迷わせる
上月アカネ: あれ、でもそもそも、安奈ちゃん世界の出口の効果受けられないんじゃ
安奈: ぶっちゃけると他人のバラを手にすると世界の出口へと行けます
赤い眼のGM: だから好きな方を連れていけますよ
安奈: イヨマンテを連れていくも、イヨマンテのバラを安奈に渡すも、アカネのバラを安奈に渡すも自由(迷わせる
上月アカネ: うーん・・・うーん・・・
上月アカネ: 協力してくれたイヨマンテさんも、薔薇を返してくれた安奈ちゃんにも申し訳ない
上月アカネ: 二人は連れていけない・・・うーん・・・
上月アカネ: よくみると、私、世界忍者連合仇敵なんですが・・・
上月アカネ: うーん・・・うーん・・・
アカネさん、ガチ悩み
上月アカネ: ・・・もうIbファンとしての心に従います
上月アカネ: はい。うん。原作的にもPC1的にもギャリーっぽいイヨマンテさんを連れていきます
赤い眼のGM: ケンは置いていってもよいぞ!
夜野イヨマンテ: ケンが額縁の中に!めっちゃ首ちぎられてる!
赤い眼のGM: あ、残されたほうは自分の「絵」の描写考えてね
安奈: すごいキラーパス
赤い眼のGM: かっこよくおねがいします(万能のことば)
上月アカネ: 原作的にトラウマだからやめて・・・やめて・・・
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安奈: 「……いくの、ね」 息絶え絶えの安奈が、倒れたまま語りかける
上月アカネ: 「・・・はい。安奈さん、ごめんなさ・・・いえ」
上月アカネ: 「ありがとうございました。私、貴女と出会えて、本当の自分を見つけることができて、嬉しかったです」
安奈: 「バッカみたい。わたしは、だれかをだまさなきゃ、だれかをしずめなきゃ、ぬけだせれないかいがなの」
安奈: 「かんしゃなんて、されないでいいわよ……かえりなさい」
上月アカネ: 「それでも、私は嬉しかったんです。私を助けてくれたことや、一緒にいろんなお話をしたこと・・・」
上月アカネ: 「私は、絶対に忘れません。絶対に・・・」
夜野イヨマンテ: ボク目覚まさない方が美味しそうですねこれ
上月アカネ: 「さよならは、言いません。いつか必ず貴方を迎えにきます」
上月アカネ: 「・・・だから、それまで待っていてくれますか?」
安奈: 「もうこなくていいわよ」拗ねるように、出口とは正反対の方へ寝転がる
安奈: 「次に会うのは、あんたたちが今から帰る世界でだから」
上月アカネ: 「・・・はいっ」
上月アカネ: イヨマンテさんは気絶中?
夜野イヨマンテ: そうだね
上月アカネ: 担げばいいの・・・?
夜野イヨマンテ: ひ ひきずってもらっても
赤い眼のGM: 忍者だから余裕でしょう
上月アカネ: じゃあ、イヨマンテさんをよいしょと肩に担ぎます
夜野イヨマンテ: 「う……」
上月アカネ: 「・・・私はずっとお待ちしております。貴方と再会できる日まで、だから、そのときは・・・」
上月アカネ: 「一緒に美味しいマカロンを食べにいきましょうね」
夜野イヨマンテ: 「紅茶もね」 ぽつりとそれきり述べてそのまままた意識を失う
『世界の出口』: 世界の出口の向こうには歪んだ世界がゆらゆらしている

『世界の出口』: "とびこめば もとのせかいに もどれそうだ”
上月アカネ: 飛び込みます
赤い眼のGM: はい、それでは――
赤い眼のGM: アカネさんが最後にもし振り向いたなら、安奈の小さな背中と
赤い眼のGM: 彼女を護るように、慈しむように、幾百の美術品たちが彼女を囲んでいるのが
赤い眼のGM: 見えたかも、しれません
赤い眼のGM: そして世界は歪み――
明るい美術館で
GM: ザワザワ ザワザワ
GM: あなたがたは明るく、そして人の多い美術館の中に立っています
GM: くらくらするような光、人の声
GM: そして目の前には、よく知っているような気がする顔が1人
GM: おめでとうございます、上月アカネさん、夜野イヨマンテさん、現実世界へご帰還です
上月アカネ: イヨマンテさんを休憩所に運んで起きるのを待っています。
夜野イヨマンテ: 「…………」 むっくりと起きあがる。
夜野イヨマンテ: 「…おはょ」 ぶすっ
上月アカネ: 「あ、おはようございます。お体はもう大丈夫ですか?」
夜野イヨマンテ: 「ケンが守ってくれたからね たいしたことないよ」 ふらふら
上月アカネ: 「あ、あんまり無理はなされないほうが・・・」 その様子を見て心配そうに声をかけて
夜野イヨマンテ: 「いいんだ。……辛い役をさせましたね」
上月アカネ: 「・・・いえ、いいんです。約束、しましたから」
夜野イヨマンテ: 「…そうだったね」
GM: 休憩所で休んでいるそんな2人に、通りすがりの美術館員が場違いに明るい声をかけてくる
美術館員: 「だいじょうぶですか?ご気分が悪いんですか?」
夜野イヨマンテ: 「ああ、この混雑は最悪だね」
美術館員: 「今日は、めずらしい人出で…ゲルテナ展はふだんはもう少し、人が少ないんですけど」
美術館員: 「ほら、なにしろ数十年ぶりに、ゲルテナの新作が発見されたものですから」
上月アカネ: 「新作、ですか?」
美術館員: 「ええ!噂だけが伝わっていた、未発見の新作! ご気分がよくなったら、見に行ってくださいね」
夜野イヨマンテ: 「何階のどこ!?」
美術館員: 展示の場所を教えて去っていきますよ
夜野イヨマンテ: 「ん。じゃ」 ゆっくりと立ち上がり手を差し伸べる
夜野イヨマンテ: 「いこっか」
上月アカネ: 「・・・・はいっ」(差し伸べられた手を取り
夜野イヨマンテ: 「ちゃんと引っ張ってってくださいね」
上月アカネ: 「え、私がですかっ?わ、わかりました・・・」困った顔を浮べながらも新作の元へ二人で一緒に

GM: 館員の言うとおり、とりわけ人の集まっている展示室
GM: 人波をかき分け、奥の壁に1枚だけ飾られている "その絵画" の前で2人は立ち止まった
上月アカネ: 「あ・・・・」
GM: ――彼女がいた
黒に塗りつぶされた背景に、朱色の長髪の少女が描かれている
頬を黒色の線が伝い、繊細な手は何かを探そうとしているかのように空中を泳いでいる
その脇腹からは黒色の蟲が湧き出ている
タイトルには 『 独 り 』 とある
頬を黒色の線が伝い、繊細な手は何かを探そうとしているかのように空中を泳いでいる
その脇腹からは黒色の蟲が湧き出ている
タイトルには 『 独 り 』 とある
上月アカネ: その絵を見ていると、ぎゅっと胸が締め付けられるような気持ちに襲われる
GM: 絵にはキャプションがついていた
本作は、長らく行方不明となっていたゲルテナ最期の作品である
ゲルテナが倒れたアトリエに遺されていた未発表作であり、安価で売り払われ、多くの持ち主を転々としたと言われている
まるでそこに実在するかのような写実的な表情を持つが、その身体には人ならざる異形が見られる
ゲルテナの多くの人物画と同様に、もちろん彼女も実在しない人物である
夜野イヨマンテ: 「 "じゃない" はちょっと無理があったかな。やっぱり。さ」
夜野イヨマンテ: 「どうせ描くんなら・・・いや声をかけるなら」
夜野イヨマンテ: 「 "にはもうしない" なんてのはどう思いますか?」
夜野イヨマンテ: 「湿っぽいの嫌いなんでちゃっちゃと引っ張り出しましょうよ」
上月アカネ: 「・・・そうですね。きっと、安奈さんも喜んでくれると思います。」
上月アカネ: 「一緒に方法を考えましょう。安奈さんが外に出れる方法を・・・」
上月アカネ: そう言って、イヨマンテに自分の連絡先を渡します
夜野イヨマンテ: 受け取ってびりびりと破ります
上月アカネ: 「えぇっっ!?」困惑します
夜野イヨマンテ: 欠片を掌にこめて。1、2、3
上月アカネ: 「あ、また、元通り?」
夜野イヨマンテ: ぼん!とマジックペンが出てきます
夜野イヨマンテ: 「二度同じパターンはやらない主義でして」
上月アカネ: 「・・・ふふっ、もうイヨマンテさんったら」 その手品に思わず笑顔がこぼれて
夜野イヨマンテ: 『独り』の額縁にきゅきゅっと「しばらくしたら行くんでお茶会の準備しといてください」って書いときます
上月アカネ: 人がいっぱいるけど、シノビならきっと誰にもばれず気付かれず書けるはず・・・
GM: ええ、忍者なので見つからないでしょうが、おはやめにとんずらください
夜野イヨマンテ: 「調べ物に準備に体を直すと明日から忙しそうです」きゅぽん
夜野イヨマンテ: 「じゃ、ボクはこれで」 緑の服の女の展示場所を探しながら帰ります
上月アカネ: 「はい、ではまたお会いしましょう。必ず・・・また三人で!」
GM: 騒ぎが置きかけている部屋をあとにして、2人の忍はそれぞれ去って行ったのでした
GM: というわけでIbモチーフシノビガミ「ポケットに花びらいっぱい」 完!
上月アカネ: END「再会の約束」 全員含む!
上月アカネ: 10年後、居酒屋でいやーあのときは大変だったよね的なエンドが迎えられることを私は信じています
After Play終了後
アフタープレイ&トーク
GM: 夜通しプレイになってしまった……雰囲気は出ましたね!(前向き
上月アカネ: ちょっと悩みすぎましたね・・・
安奈: シナリオIbさ満載で良かったですね
上月アカネ: ですねー、絵の女にいっぱい追いかけられましたが
GM: おかしい、もっとシーン表にはたくさんお部屋あったのに、みんなお姉ちゃんに追いかけられるの好きね
GM: 火気厳禁の部屋…回復できる花瓶…青い人形の部屋!そう青い人形の部屋は出してほしかったなぁ!
GM: 功績点とかは自分で計算して! 「琴線に触れた」だけお願いします
安奈: んじゃーアカネで
上月アカネ: あ、安奈ちゃんです
夜野イヨマンテ: 安奈を推します
GM: じゃ安奈ちゃんに2点、アカネに1点プレゼント
GM: そしてRP良かったぜ点はGM権限で全員に1点投げておきます!
安奈: みなさんの寄付で安奈が生きました
GM: 闇神楽+補給コンボはシンプルに強いなぁ
上月アカネ: 闇神楽たのしかったですの
安奈: 奥義:追加忍法はなかなか面白いね
GM: 追加忍法が今回生きる!?と思いきやダイスさんが……
夜野イヨマンテ: 決めるとこで一切決まりませんでしたね!!!
夜野イヨマンテ: 影分身持ちで血旋禍使えて、追加忍法で天狗と望郷、かなり強いビルドのはずだったんですけど
上月アカネ: そういえば、ひとつだけのお願いってなんですか?って聞こうとしたけど、空気を読みました。
夜野イヨマンテ: ボクを置いてってくださいっていう予定でした
上月アカネ: いやいや、私を置いてってください
緑の服の女: いやいやいや、ここは私を
夜野イヨマンテ: もともと中の人!
安奈: メアリーポジで割りかし好き勝手やったのでかなり満足
安奈: 安奈はまぁ、後からくる人騙して必ず二人と再会するから
上月アカネ: マカロンで・・・
GM: しかし誘いこまれたのはまたもやシノビで……
安奈: 今度はイヴギャリーぐらいの身体能力の人がいいです!
夜野イヨマンテ: でも二人ともめっちゃ体力ある気がする
GM: そうだねぇ…
安奈: 彼女たちもまたシノビ……?
上月アカネ: みんなでハッピーエンド迎えたかった・・・けどこれもシノビガミで、Ibだもんね・・・
安奈: Ibやってないと「全員ENDないの?」ってなるだろうね。経験ある人は純粋に対立できる
安奈: なのでプレイ済み推奨はたしかにな……ってなってた
夜野イヨマンテ: PC視点では「全員で出る方法は…」って探ってますけど、PL視点だとなんとなく察しついてますもんね
GM: 2人しか出られないという縛りこそIbモチーフだなとは思います…
GM: あと各NPAなんかも、知っているからこそ察しがつくところがあって…それ前提だなとやはり思うので
GM: 皆さんのRPを見ながら遊べて、GMは本当に楽しかったです
GM: またIbファンかつシノビガミPLを3人なんとしても見つけなきゃ…
安奈: 次のお客様ごあんなーい

