クライマックスフェイズ のオープニングのようなもの
世界が壊れて 現れたのは闇だった
夜の空気が一気にあなたがたの身体を包み
そして感じるだろう この空気は「ひさしぶり」だな、と
硝子片のように細かい光の粒が――はかない世界の欠片が――周囲に降り注ぐ
それとともに、あなたがたの中で、これまで断片的でしかなかったさまざまな記憶の欠片
それらがすべてひとつに繋がっていく
GM: あなたがたは流派を超えて集められ、ふたりの忍者を倒す使命を受けた
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どことも知れぬ暗い森の中
ひとり、またひとりと忍者の影が集まってくる
集まった数は、4名
樹上から、重々しく忍務を命ずる上忍の声が聞こえる
GM: 「――月読と名乗る忍者が、護衛の手練れ数十人を倒し、秘伝書を奪った
あれに書かれた恐るべき忍法が完成する前に、そなたらは月読を倒し、秘伝書を回収するのだ」
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琴塚括: ああ……ここに繋がるのか
鳴瀬蒼: OPに繋がった……!
瀬多総司: えっぐいなぁ……
白瀬武美: 武美ちゃん的には秘密的に結構最初から分かってた的なあれそれ
GM: その忍者の名は「契兎」と「月読」
GM: 主人であるほうの「月読」は、恐ろしい秘伝書を盗み出したという
「 ーーあの禁呪を決して完成させてはならない 」
GM: あなたがたは思い出す
月のない夜、荒廃した街の、廃ビルの屋上
GM: あなたたちはついに月読を追い詰めた
大きな犠牲を払いながらも、あと一歩のところまで彼らを追い込んだ
琴塚括: 大きな犠牲ねえ…………
GM: しかし、最後の最後
追い詰められた「月読」が秘伝書の忍術を 発動した
GM: 前置き長かったね…と、いうわけで
GM: いまこそ真実の一端を明かそう
GM: プライズ『文化祭の思い出』について
現在、君たちは忍法『時檻』によって閉じた時間の中に封じ込められ、
『楽しい学校生活を送る学生たち』という偽の記憶を刷り込まれている
時間を先に進めるためには、『時檻』を解除しなければならない
『時檻』は、4サイクル目が終了するまでに、術者の設定した『合い言葉』を
術者に向かって伝えることで解除される(クライマックスフェイズになる)
白瀬武美: やっぱプライズないとクライマックスいけないパータンじゃないですかやだー!
鳴瀬蒼: 私GJでしょ
瀬多総司: ぶっちゃけPC2〜4なら迷わないだろうと思うんだよ、これ
琴塚括: ボクの秘密は全員に行きわたってるからもう言うけど
琴塚括: 本当に迷わないと思うのか……
瀬多総司: 迷う理由あるか? だけど、俺は迷う理由がある
琴塚括: ボクが君を殺すかどうか迷う理由は十分あるというか……(
瀬多総司: そこかよ(
鳴瀬蒼: 私は強いものの味方だ(cvぶりぶりざえもん
GM: そしてこの瞬間、あなたたち全員は、自分が忍者であったこと、受けていた忍務をすべて思い出します
GM: 高校生活がすべて偽の記憶であったことも
GM: 幼馴染なんて、居なかったことも
GM: ぜんぶ、思い出しました
GM: 気づくと、幻の世界を脱したあなたがた全員は姿が変わっています
GM: 存在しない学校の存在しない制服から
GM: それぞれのシノビとしての衣装に戻っていることでしょう
白瀬武美: 武美ちゃんだけ何で自分が忍者って覚えてたんでしょ
GM: 強かったんじゃない(適当
白瀬武美: やったぜ
琴塚括: だがダイスは…………
鳴瀬蒼: と、当時は振るっていたのだろう……
琴塚括: 最初っから忍者っぽさ全開で動いてたRPだったんだなーっていうのはわかった
瀬多総司: なんも覚えていないPC1とかいうクソ雑魚
GM: あなたがた4人が立ち尽くすのに相対するように、2つの影が立っている
瀬多総司: 木刀を軽く振るうと、中から洗練された日本刀が出てくるだろう
白瀬武美: 「我は汝……汝は我……」
白瀬武美: 太鼓を打ち鳴らす
琴塚括: 強い風に装束が揺れる。頭を振る。現実と夢の境界が曖昧な位置から徐々に現実へ
琴塚括: その服装には変わりはない。これが舞台衣装などではない、ということを思い出したのも、つい今しがたの話
鳴瀬蒼: 「うーん……、うーん? ふーん」自分の体をぺたぺたと触る
鳴瀬蒼: 「なんだか不思議な気分」先の制服とそこまで変わらない衣装を軽く動かし自分の状態を確認しながら
鳴瀬蒼: 「あ、このリュックサックは残ってるんだ。よかったよかった」背中にしょってるリュックサックを揺らすとガサゴソ音がなる
瀬多総司: 「……なぁ、”時檻” をどうして発動したんだ」
瀬多総司: 「答えろ、月読」
月読: 「……そうね」
月読: 「……忍としての生活にほとほと疲れたから、かな。あまりに単純な答えすぎて、呆れるでしょうけれど」
瀬多総司: 「なら、質問を変えよう。何故、俺たちを巻き込んだ」
月読: 「それはもう! その場に居たからよ! どこまでもどこまでも追いかけてきてしつこいったら」
月読: 水波薫の時には絶対しなかった、にたあっとした笑顔を浮かべて言う
瀬多総司: 「たったそれだけの為に、俺は巻き込まれたというのか、畜生!」
月読: 「……そうよ、教えてあげたかったの」
月読: 「忍の使命こそ、すべてだと思ってるおばかさんたちに、もっと他の生き方もあるんだって」
瀬多総司: 「それで、あんな青春時代めいた”檻”に閉じ込めたって訳か」
白瀬武美: 「世界忍者連合的には?平気だったし?全部覚えてたし?有能すぎて武美ちゃん怖いは」
鳴瀬蒼: 「うひゃー、なんだかそれっぽい因縁に発展しちゃってるなぁ」
瀬多総司: 「……やっぱり経験して思ったけど、俺にはそういうの向いてなかったから、せめて……じゃなくて!」
契兎: 「・・・月読、時間がない」 影に控えていた男が小さく呼びかける
琴塚括: 「そうとも、お喋りの時間がもったいない」 ぴぃん、と弾く音
月読: 「ふふ、そうね…あなたたち…終わったと、思ってるでしょう?」
月読: 「だけど、まだよ、まだ終わっちゃいないわ」
月読: 「そうでしょう? だって……」
月読: そしてまっすぐ さっきまで 鳴瀬 蒼 と呼ばれていた忍を 指さす
月読: 「終わってない、でしょ?」
鳴瀬蒼: 「…………あー。うん」言われたことを理解する
契兎: 「・・・月読、だから! 時間がない!」 男は焦った声をあげる
琴塚括: 鳴瀬サンの秘密全員持ってたよな?
瀬多総司: 俺 は 持 っ て い な い
琴塚括: ああ…………
瀬多総司: 察しはついたけど、瀬多はそもそもそこまで考えていないだろう
鳴瀬蒼: 「うん、うん。そうだね」1人うなずく
鳴瀬蒼: 「『まだ終わってない』」
月読: 「ねえ、"蒼ちゃん" あなたは、どうしたい?」
月読: 「あの世界に戻りたいと、思わない?」
鳴瀬蒼: あれ、ちょっとまって、油断してたら急にキラーパスが飛んできたんだけど
琴塚括: あのハンドアウトで油断するなよぉ!!!
月読: 「あそこはなににも囚われない、私たちのためだけの世界よ?」
月読: 「あの学園の中で、ずっと幸せに暮らしたいって、思わない?」
鳴瀬蒼: 「私は……」
契兎: 眉尻を下げて月読と鳴瀬を交互に見ている
鳴瀬蒼: 揺れている。頭の中の状態を私はそう直感した
白瀬武美: まぁ秘密的には鳴瀬っちこれどっちでも良いっちゃ良いのかな?
瀬多総司: あー、ちょっと乖離しそうだなぁ
契兎: 「・・・・な、るせ」 意を決したように小さく呼びかける
鳴瀬蒼: 「……私、は……」 声のほうを見る
契兎: 「・・・選んでくれ」
契兎: 「・・・あんたの決めたことに従おう」
鳴瀬蒼: 何かを言おうにも言葉が出ない
琴塚括: 「鳴瀬サン!」
白瀬武美: 「浪漫よ、浪漫。鳴瀬っち。そこに浪漫はあるのかい?」
鳴瀬蒼: どっち? どっちを選ぶ? 敵になるか味方になるか 頭の中でぐるぐると2択がまわっている
PL4鳴瀬、長考
月読: 「蒼ちゃんだけじゃないわ。全員に尋ねます」
月読: 「ねえ、一緒に戻りましょう?」
月読: 「もう少し、本当にもう少しだったのよ」
月読: 「私たち、これからもずっと幸せに暮らせるはずだったのよ」
瀬多総司: 「俺が檻を破壊するのを躊躇っていたら、君の言う夢は続いたのだろう」
月読: 「夢じゃない、夢なんかじゃないわ。真実に、ただひとつの真実になるはずだった」
瀬多総司: 「なら、なら、教えろ、月読」
瀬多総司: 「どうして、俺にだけ合言葉を教えた!」
瀬多総司: 「本当にこの世界を忌み嫌っているのなら合言葉なんぞ伝えず、隠し通し続けていればよかった!」
月読: 「……………そうね」
瀬多総司: 「矛盾しているんだよ」
月読: 「………本当にそうね」
瀬多総司: 「それこそそこの契兎に教えて……はいたのだろうが、だとしても俺にまで伝える義理はないだろう!?」
契兎: えっ、じゃ(知ってたらあんなことになってねぇよ・・・)という顔をしておこう
月読: 「ああ………本当に……乙女心のわからない男って、本当に嫌ね!馬鹿!」
瀬多総司: 「ああ……馬鹿だ!」
瀬多総司: 「俺もお前も本当に馬鹿だってことがよくわかった!」
瀬多総司: 「何でよりにもよって、こんな馬鹿野郎に愛情なんて抱きやがった!」
瀬多総司: 「こんなクソったれた馬鹿に愛情を抱きやがったんだ!」
瀬多総司: 「月……いや、水波薫」
瀬多総司: 「お前を止めなければ、 ”文化祭は無事に開催されない” からな」
瀬多総司: 地面に日本刀を突きさして正面から見据える
瀬多総司: 「俺の願いを叶えるためにも、お前に俺とかいうクソみたいな馬鹿野郎諦めて貰うためにも、本気でいく」
月読: 「? またおかしなことを言う。あの世界の中でなきゃ、あなたの人生に『文化祭』なんてものは存在しないのに」
瀬多総司: 「支離滅裂だってのはよくよくわかってるよ、俺自身が」
瀬多総司: 「ーーーーでも、生憎ながら俺は馬鹿だから、結局は感情でしか動けないんだ」
瀬多総司: 「だから覚悟しろ」 と腹の底から声を絞り出して、見つめる。
瀬多総司: 「俺は『生徒会長』として」
瀬多総司: 「お前をーーーー〆る!!!!」と言って、日本刀を振り下ろす
白瀬武美: 「楽しいか、楽しくないか。浪漫があるか、ないか」
白瀬武美: 「その観点で言うなら、あそこには何もないんだよ、水波センパイ」
白瀬武美: 「私の望むものは、ね」
琴塚括: 「……あの思い出は、あの感情は。あの時のボクたちの真実だ」
琴塚括: 「だからな、ボクは」
琴塚括: 「そうさ、真実の気持ち、真実の感情だった。だからこそ」
琴塚括: 「その全てを弄ぶキミを、殺すぜ。月読」
琴塚括: ボクのスタンスはこれで終わり
月読: 「あなたたちなら、わかってくれるかも…なーんて思っていたのだけれどーー仕方ない」
月読: 「なら、簡単なことね」
月読: 「あなたたちの大好きな忍らしいやり方で、忍として決着をつけましょう?」
月読: 「勝った者がすべてを手に入れる、それが忍の掟よね」
白瀬武美: 「シンプルな答えは私は好きだよ」
鳴瀬蒼: 「わからない……。私は……、私は……どうすればいいの……」頭を抱え、自分の気持ちに整理ができていない
鳴瀬蒼: 「だって、このまま夢からさめたら……。私は……、私は……」
鳴瀬蒼: たった一つの答えを見つけられない。決めれない。
PL4鳴瀬、悩む
琴塚括: 極論、キミの「使命」は達成されてるんだよな>鳴瀬
琴塚括: そう、下衆なことを言うと、功績点稼げそうな勝ちそうな方に着けばいいんだが
琴塚括: RPってそういうもんじゃねえんだよな〜〜〜〜
白瀬武美: これは漁夫の利プレイ
琴塚括: だから鳴瀬も悩んでていいと思う
琴塚括: ボクはね
琴塚括: 悩んで迷って、結局何もできないまま、っていうのも立派なRPだと思ってる
GM: すきにすればいいんだよ
琴塚括: つまりこの場で結論出さなくてもいいんだよな?
GM: いいですよー。難しい立場ですし。
GM: いま言いたいこと全部言ってくださいな、そこで一旦〆ますから
月読: 「……契兎、わかっているでしょうね?」 傍らの男に声をかける
月読: 「おまえだって、あの世界の中で夢を見たくせに、らしくもない夢をね」 口元をゆがめて笑う
契兎: 「チッ・・・」 あちらでもよく聞いた、忌々しそうな舌打ちを月読へ返す
鳴瀬蒼: 「……諸星君は、どうなの……?」
契兎: 「・・・おれにできる数少ないことがあるとしたら」 一転して鳴瀬にはひどく優しい声で
契兎: 「あんたのしたいことを手伝ってやるってことくらいだ」
鳴瀬蒼: 「私の……したいこと……」
契兎: 「おれがあんたに偉そうなこと言えるわけないだろう、だって・・・」
鳴瀬蒼: 「そう……、だね……。うん、そうだね……」
鳴瀬蒼: 今言いたいことは言いきった!とりあえず悩んだままの状態でお願いします!
月読: 「…私はあきらめない」
月読: 「……私はあきらめないわ」
月読: 「始めましょうか、楽園に至るために」
GM: じゃあ、あとは殴り合いの中で――ということで
ちょっとした緊急事態 そしてPC4の秘密とは
琴塚括: ところで白瀬のパーソナル秘密が結局開いてないんですが
琴塚括: シナリオ終了後を楽しみにするとしよう
白瀬武美: 秘密は秘密のまま闇に葬るのです!
瀬多総司: あれだよ
瀬多総司: 回想シーンで発表だよ
琴塚括: 回想シーンでいきなり告白っすか
瀬多総司: いいじゃないですか
GM: ああ、じゃあ戦闘中の回想シーンで「パーソナル秘密」のほうで回想しても構わないってことにしよう。ただし回数が増えたりはしないけどね。
瀬多総司: 戦場で愛を叫ぶ
琴塚括: いいね
白瀬武美: あれ幻影の世界だからなー!! 幻の感情だからなーー?!
琴塚括: あとこの場合、月読=水波ってイコールなのかしら
琴塚括: 感情判定とか【朋面】とかその他諸々
GM: そうですね、忍法関連の扱い含めてYesですね、契兎も同様
琴塚括: 結局+感情をボクに持ってるの、鳴瀬さんだけなんであんまり意味ないけど
GM: シノビガミは使命達成を目指すのが基本の目的ではありますので、使命と秘密を見直して、
GM: クライマックス戦闘における動き方などなどなどよーくみんなかんがえよー!
瀬多総司: 瀬多は馬鹿だから、そんな難しいこと考えられないんだよ
瀬多総司: 目の前にあるむかつく奴はぶっ倒す、以上です
琴塚括: まぁ、実のところ
琴塚括: ボクと白瀬サンも目的が一致してるわけではないから
琴塚括: ボクの使命は月読だけを倒せばいいわけだから
琴塚括: 惚れた弱みってのは辛いな
瀬多総司: うむ
白瀬武美: 武美ちゃん的に選択肢はありません
白瀬武美: あ、じゃあ契兎倒す必要があるの私だけ……?
白瀬武美: おかしくない?皆任務投げ出してない????
GM: あれっ…?
このあたりでPC2白瀬さんの「勘違い」の可能性にGM気づく
GM: いちおうしょしんしゃでもあるので武美ちゃんや
GM: 武美ちゃんの使命はなんですか
白瀬武美: 使命なら「同好会の大事な仲間たちを守ること」
GM: そう、あなたが目指すべきはそれですよね
琴塚括: あ、これ何も起こらなければ、別に時檻の中にずっといていいやつだよこれ>白瀬
瀬多総司: あれ、PC2は使命が【あなたたちに与えられた忍務とは『月読』と『契兎』という2人の忍者を倒すことである】だから……
GM: ちがうよ、それは単に受けた「忍務」の情報
瀬多総司: あ、「仲間たちを守る」が使命か。PC3は檻を破る必要性あるのではと思ってたけど、PC1からPC4の4人を守るって意味なら破らなくてもありなのか
瀬多総司: でも多分俺がPC2だったら「これでは守れないわ」と一直線に破っていただろうな……
PC1瀬多くん視点ならそうなるかもしれない…
琴塚括: 要するにPC2は「月読と契兎」以外の同好会メンバーが安全ならそれでいいんだから
琴塚括: あ
PC3琴塚くんも気づく
白瀬武美: あれ?ってことはー?
白瀬武美: 誰か1人でもPCが落ちたら使命不達成では……?
白瀬武美: PC全員落とす前に月読を張り倒せってこと?
瀬多総司: PC1〜PC4を【死亡】させないじゃないかな
琴塚括: ん〜〜〜www
白瀬武美: !?!?!?!?
PC2白瀬さん、ついに気づく
白瀬武美: え、どーすんのこれ!?!?
★そんなわけでPC1 瀬多総司さんだけが知らないPC4 鳴瀬蒼さんの秘密
PC4 鳴瀬 蒼の秘密
あなたは実は死んでいる
なぜか今、あなたは生きているが、死ぬ前のことはあまり記憶に残っていない
ただ『月読』と呼ばれる人物に殺されたことだけは覚えている
あなたの【本当の使命】は『月読』が誰かを捜すことである
白瀬武美: めっちゃ単純な秘密だと思っていた!! 月読と契兎を張り倒せば終わりの秘密だと思ってました(震え
白瀬武美: クライマックス導入終わるまで疑いすらしなかったよ!!!!!!!
琴塚括: 正直一番単純なのはボクなんだよなーこれ
白瀬武美: 単純じゃなくなってきて私わくわくすっぞ(震え